オリンピックというもの、世界各国のアスリート達が人種、性別、宗教、政治など、どのようなもので受け入れ、競技を通じて平和や交流を深める「スポーツの祭典」「平和の祭典」という大義名分があります。開催において、日本でコロナが広がる深刻な状況の中、IOCはそれを無視して商業主義優先でオリンピック開催へ突き進んでいて、国民の反感を買っています。それによって、オリンピックのいままで見えて来なかった裏の部分が見えてきました。
今までのオリンピックでは、1936年のベルリン五輪ではナチスの政治宣伝に使われ、真逆の平和的で寛容なドイツのイメージで外国人観客や報道記者を惑わせました。その後、中国の北京五輪、ロシアのソチ冬季五輪等では国威発揚で国策そのものでもありました。そして、行き過ぎた勝利・メダル至上主義が本来のスポーツの目的や意義を変えてしまっています。
IOCのジョン・コーツ副会長は緊急事態宣言下での開催に「完全にイエスだ」と自信を示し、トーマス・バッハ会長も「（オリンピックのために）犠牲を払わなければならない」とメッセージ。最古参のディック・パウンド委員は「アルマゲドン（世界最終戦争）でもない限り、開催は可能だ」と日本の感染状況を無視。
この発言によって国民を無視したIOCって何様なんでしょうか、という思いと怒りを、日本国民は誰もが感じたかと思われます。
そして、医療スタッフ不足が懸念され医療崩壊が心配される中で、大会組織委員会がオリンピック期間中の医療スタッフ要員として、看護師500人の派遣を日本看護協会に要請。オリンピックだから許されるという建前で、ひっ迫している医療現場や感染状況を無視して、パンデミックにさらされた日本国民をも無視した、上から目線でしかないような対応です。そして、競技場内での酒類販売は緊急事態で飲食店が瀕死状態の中で、当然の世論の猛反発が起きました。東日本大震災の復興では、オリンピックの新国立競技場などの関連施設の建設が優先され、「復興五輪」とは名ばかりのものでした。オリンピックによって東京から感染が拡大して医療崩壊を起こしてしまったら、誰が責任をとるのでしょうか？
バッハ の バッハ による バッハ のための、東京五輪オリンピックなんかは廃止してしまって、健全に新たな世界のスポーツの祭典を作る事が出来ないものでしょうか。。と思ってしまうのは、私だけでしょうかと思う、今日この頃ですw
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