今回の地震は断層運動によるもので、山体直下の火山活動に関連して起こる地震においてはマグマだまりの周辺で発生しますので、震源の位置からして富士山噴火との関連性はない様です。しかし、
今回の震源地周辺にある塩沢断層帯をはじめ、南東方向に平山ー松田北断層帯、国府津ー松田断層帯と通じていて関連性が高く一つの大きな断層帯と考えても良いかと思われておりますが、それに国府津ー松田断層帯から海域に向かって相模トラフとも連結している可能性がある様です。ここでの地震は相模トラフの活動と関係している可能性が高く、そして、相模トラフから続くフィリピン海プレートは富士山直下に沈み込んでいるということが明らかになっています。
この活断層は日本で一番危険な活断層で、将来的に関東地震を引き起こす可能性があるとも言われており、相模トラフで巨大地震を誘発する可能性もあるということも言える様です。発生率が非常に高く評価されている活断層だけに、今後の活動に注意が必要かも知れません。
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