今回の地震は断層運動によるもので、山体直下の火山活動に関連して起こる地震においてはマグマだまりの周辺で発生しますので、震源の位置からして富士山噴火との関連性はない様です。しかし、
■ 富士山噴火による深刻な火山灰の影響
日本列島には火山が多く過去に噴火して大量に降り積もった火山灰は、それまでの土壌と一体となって、火山地域の肥沃な表土層になり恵みをもたらします。富士山の噴火の火山灰が堆積したものは、関東地域では畑の赤土と言われる赤褐色の関東ローム層となり相模原では2m近くも堆積しています。
■ 富士山噴火の可能性!?
富士山は今まで3200年の間に約100回は噴火しており、30年に1回噴火している計算になります。しかし、江戸時代中期の1707年の宝永噴火以降は、なんと約300年間の間、噴火しておらず現在に至ります。その分だけマグマも溜まっており、噴火した時の規模も被害も大きくなって来ます。
■(トンガ火山噴火)今後3年以内に長雨・冷夏で食料飢饉の可能性
1月15日に南太平洋のトンガ諸島というところで、海底火山の非常に大きな噴火が発生しました。防災科学技術研究所の火山研究推進センターによると、噴煙は最大2万メートル近く上がっており半径260キロにまで広がっていて、これは1991年に起きたフィリピンのピナトゥボ火山の噴火とよく似ています。この火山の噴火は世界全体に大きな影響を及ぼしました。
■ 富士山 噴火規模拡大!!ハーザードマップ見直し
富士山の最後の噴火は「宝永噴火」で江戸時代の1707年以来、約300年間の間、噴火していません。5,600年前から今までに噴火した回数は180回を超えていて、平均で30年に1回噴火していたことがわかっています。今回の様に噴火と噴火の間には平穏な期間が数百年続くこともありますが、現在、約300年間もマグマをため続けていて、次に来る噴火は大きなものになる可能性があると思わなければならない状況の様です。