■(トンガ火山噴火)今後3年以内に長雨・冷夏で食料飢饉の可能性

1月15日に南太平洋のトンガ諸島というところで、海底火山の非常に大きな噴火が発生しました。防災科学技術研究所の火山研究推進センターによると、噴煙は最大2万メートル近く上がっており半径260キロにまで広がっていて、これは1991年に起きたフィリピンのピナトゥボ火山の噴火とよく似ています。この火山の噴火は世界全体に大きな影響を及ぼしました。

この噴火によってエアロゾル粒子という粒子が成層圏に大量に放出され、ジェット気流に乗って地球全体に拡散されたエアロゾル粒子が太陽光の邪魔をして、太陽の熱エネルギーが地表にまで届きにくくなってしまいます。そうなると、地球全体の平均気温が一気に下がってしまう様です。

ピナトゥボ火山の噴火では地球の平均気温が0.5度下がり、太陽光は最大5%減少しました。平均気温0.5度でもこれはかなり異常な事で、このような影響は3年間も続いて世界全体の気候に影響を及ぼしました。

日本での影響は1993年の長雨や冷夏での天候不順による冷害のため、米が不作で国産米が店頭から姿を消して、タイ米しか買えない時がありました。細長くパサついたタイ米は日本人には合わない味や食感でした。この平成の米騒動と呼ばれた、再びそれと同じ状況になる可能性があるという事です。

火山の噴火は規模が大きいほど、世界全体的に気候変動等、大きな影響を及ぼしてしまい、人類にとっては非常に危険な自然現象です。最近噴火した小笠原諸島の「福徳岡ノ場」よりも、はるかに多くかつ広範囲で軽石による被害が生じる可能性もある様です。

お米等の備蓄をされるなら、精米機が必用ですが、保存性のある玄米の真空パックがおすすめで、温度管理が必須ですね。


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