■新型コロナは医学の感染症の歴史の概念から大きく外れることはない。という事■

最近の報道でコロナウィルスの感染で肺繊維症になることが分かり、息苦しさが出る後遺症が出るのが初めて分かった、との報道がありました。それ以前に血栓等、他の症例もいろいろと言われて来て、コロナは未知の症状が出る恐ろしい感染症だとの報道もありました。調べてみると2カ月以上前から感染症の症状や後遺症に関して内科医の先生がわかりやすくネット発信していた情報がありました。血栓に関してもこれは、未知の恐ろしい症状ではなくこれまでの医学の感染症の歴史で知られた概念から大きく外れることはない症状とのことです。その先生も同じく報道に関して疑問を持たれていました。要約しますと以下のようになります。

コロナウィルス感染症は、まずは鼻とか口からコロナウィルスが上気道に感染してしまいます。上気道でそのまま治る場合が多いのですが、増殖してしまった場合はウィルスが血液中に流れ込んでしまいます。

そうなりますと、ウィルスと戦うために白血球が出動しますが、その時にサイトカインという物質を出して同じ白血球の助けを呼びますが、より戦うためにサイトカインを出しすぎてしまいます。それによって体中の臓器(心臓・肺・脳)が傷つき敗血症(体中の臓器が負けてしまった状態)になり、集中治療(ICU)が必要になって来ます。

敗血症になると体中の臓器が傷つき出血して、血が固まり、血管が詰まり、臓器に血が流れづらくなって悪循環を起こします。この状態を播種性血管内凝固症候群(DIC)と言うらしい。それは、あまりにも血が固まりすぎてフィブリン(血を固める物質)が足りなくなり、血を固める事が出来なくなって出血してしまう症状です。治療は血を固めて、血を溶かすような真逆の薬を投与して治療を行いますので、非常に難しい治療になるそうです。

そのような状態で脳にダメージを受ければ脳梗塞脳出血同じ後遺症が出て、肺にダメージを受ければ肺繊維症間質性肺炎等で息苦しさが出て、腎臓にダメージを受ければ慢性腎不全になり、その他のどの臓器もダメージを受け、後遺症が出る可能性があるようです。

マスコミが症状や後遺症に関しても、やみ雲に不安を煽るような報道をしているのを見かけますが、コロナウィルス感染症では、これまでの医学の感染症の歴史で知られた概念から大きく外れることはないそうです。どのような感染症でも同じ様なことが起こりうるとの事です。コロナウィルス感染症は、症状や後遺症に関して深刻であることは伝えるべきであると思われますが、インパクトだけを求めるあまりに、視聴者を不安に陥れる過剰で曖昧な表現は控えて欲しいと思います。

 

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