■新型コロナが収束する日■

新型コロナウイルスが収束する日は来るのか。。

オリンピックまでに終わるのか、それとも、1年先? 2年先? 最長で5年先とも言われています。感染蔓延して長引けば、経済活動にも多大なる影響があり、世界的な恐慌にもなりかねない状況であるかと思われます。ただし、歴史から見れば必ずパンデミックは収束します。収束する時期等は誰にもわかりませんが、その収束するパターンとしては次の4つが考えられます。

●ウイルスの変異

コロナウイルスは一本鎖RNAの遺伝子にたんぱく質が結合したものですが、人の細胞の中で増殖して細胞を壊して他の細胞に移り、その増殖するときにコピーミスを起こして変異することもありますので、人から人にうつればうつるほど変異は増えていきます。

変異は人間にしかうつらなかったものが動物にもうつる様になったり、そして、その逆もあったり。そして、感染力が強くなったり弱くなったり、死亡率が上がったり下がったりする可能性もあります。100年前のスペイン風邪では第二波で死亡率が10倍に上がったようですが、現在のコロナウイルス感染状況では致死率や重症率、自体は上がっていないので大丈夫なようですね。楽観視すれば、むしろ、弱毒化している様にも見受けられないこともないかと思われます。

●ワクチン

ワクチンとはウイルスを体に影響が出ないほど弱くした、抗体を摂取して体に覚えさせるものです。ただし、時間をかけて開発されたワクチンを摂取できる段階になって、ウイルス自体が変異して効かなくなっている可能性もあります。ワクチン開発はウイルスを培養して作る方法が主流ですが、開発期間を短くするために遺伝子を使った新しい手法も登場しています。

現状ではアメリカ、ロシア、中国等が大国の威信をかけてワクチン競争を行っていますが、国の威信優先で鍵となる後期段階の治験を省略したりと安全性に疑問が残るような状況です。世界中で160種類以上が開発されており、26種のワクチンが臨床試験に入っているようで、コロナにより世界のワクチン市場は急速拡大しているようです。

●みんながコロナにかかる(集団免疫)

集団免疫とは60%~70%以上の人がじわじわとコロナに罹患して免疫抗体を持っていると、免疫を持たない人に感染が及ばなくなるという事。コロナは1人の感染者が2-3人に感染させますが、集団免疫を獲得すれば、1人の感染者が1人にしか感染させないために、終息に向かいます。しかし、これには大きなリスクがあります。重症者、死者が増える危険性と医療崩壊が懸念されます。ドイツやイギリスでは自然に感染して集団免疫で流行が終息すると思い行いましたが、あまりにも感染者、死亡者が増え過ぎて方針を転換したようですね。アメリカ、ニューヨークでも抗体検査で感染率を調べたようですが、集団免疫からほど遠い低い感染率だったようです。

今の日本の感染者が増え続ける中で強制的な行動制限のない中途半端と思える国や都のコロナ戦略も集団免疫に期待しているとしか思えませんね。。しかし、現実的に経済を無視して破綻させることは出来ないですもんね。。

●ファクターX

国や地域によって死亡者数が少なかったり、多かったりしていますが、日本やアジア・オセアニアはなぜか死亡者数が少ない、しかしヨーロッパや南北アメリカは多いという事実があります。

この差は遺伝子が強いのか、ハグや靴を脱ぐ等の生活様式によるものか、日本人が受けたBCGワクチンによるものか、原因はいまだにわかっていません。感染率が低く感染したときの致死率が低いのかわかっていない。ただ、日本の死亡率が
極めて低いことは紛れもない事実です。

日本の場合はそれがわかれば収束も早まる可能性もあって、いつの間にか終わっているパターンも考えられます。100年前に日本で45万人が亡くなったスペイン風邪はいつ終わったのか、消えたのか、変異したのか、わからず人間の恐怖とは裏腹に知らない間に収束していたパターンでした。必ずいままでのパンデミックは必ず収束しているのを歴史が証明していますので、正しい知識を持って正しく恐れる事が必要であるかと思います。

日本で45万人が亡くなったスペイン風邪では感染拡大当時は祖父の〇〇さんが亡くなった、お友達の母親の〇〇さんが亡くなったという、周りで身近な方が亡くなったという話をよく聞くようになった様です。

現時点では原因はわかりませんが、世界的にも死亡率は下がっていますが、感染が拡大して感染者が爆発的に増えていけば、死亡する人も一定の割合の人が亡くなります。たとえば100人に1人の死亡率だったとしても、100万人に感染すれば1万人の人が亡くなることになります。

参考文献・日経バイオテク 東洋経済 日経メディカル Newsweek 毎日・朝日・神戸 新聞 内科医:橋本将吉 

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