「新型コロナ全論文解読」で紹介されていた論文では、マスク着用によって、ウイルスを吸い込む量を減らすことができるので、マスクは重症化を防ぐ効果あるのではないか、それにより免疫獲得につながるのではないかと論じています。
動物に曝露させるウイルス量が多いほど、その動物は重症化しやすくなることが一般論として知られているようで、新型コロナでハムスターに感染させたウイルス量が多いほど、そのハムスターは重症化しやすいということが、東京大学医科学研究所から報告されています。
マスク着用で、ヒトの身体に入るウイルスが微量になった場合は、無症状の感染になる場合が多く、微量のウイルスの感染が免疫獲得につながるのではないかという説があるようです。
つまり、マスクを着用した場合、完全に感染を防ぐことはできないが、吸い込むウイルス量を減らせるので、軽症や無症状で済み、抗体は少しだけだが微量感染を繰り返すことによって抗体は増えて、それによって免疫が獲得されるので、マスクの着用は有用である、ということのようです。
米国の事例で病院のスタッフ37人のうちマスク着用の13人が感染、そのうち12人が無症状で、全員コロナウイルスに対する免疫を獲得した、というような事例等もある様で、抗体の獲得においてはマスクなしが20%、マスクありが92,3%となるようです。
あくまでも仮説ですが、これが証明されれば、マスクの着用による微量感染によって重症化が防げて免疫が獲得できれば、その感染力はわかりませんが,ある意味でワクチン接種と同じような効果がある、ということにもなるのかもしれませんね。これにより、集団免疫を獲得してコロナの終息を早めるという事においても有利に働いてくれれば良いのですが。。
(参考文献)NHKスペシャル 新型コロナ全論文解 感染症専門医 忽那賢志
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