食べられるのに廃棄 フードシェアリング

安全に食べられるのに廃棄処分してしまう「フードロス」。そして、フードシェアリングという言葉も最近、聞く様になりました。大量の食品廃棄が問題視され、それにより引き起こす問題はゴミを処理する為の環境への負荷とそれによる気候変動や異常気象による食料飢餓です。

日本での食品ロスの量は年間で約600万トン以上になります。ヨーロッパでは食料全体の50%の食料が廃棄されています。世界での食料廃棄量は年間約13億トンで、生産された食料のおおよそ3分の1を廃棄しています。

最近はコンビニがいたる所に出店して飽和状態になって来ました。最近はドラッグストアの路面店の新店舗をよく見かけるようになり、ドラッグストア自体が「コンビニ化」して食料品や飲料等を多く扱って利益を上げて伸びている様です。私も最近は近くのクリエイトでも食料品を買ってしまいます。しかし、食品を扱う店舗が増えてしまい、これも食料廃棄を助長させてしまう要因になってしまいますよね。。

スーパーではお惣菜コーナーがどこでもあり、閉店に近くなると大幅にディスカウントされ、その日のうちに売り切ろうとします。

最近日本でも残った食材を使った料理を提供するお店が出てきて、その情報を提供するアプリもあります。

https://tabete.me

https://www.otame4.jp

フランスやスペインでは、レストランやスーパー等の出入り口に余った冷蔵庫を置いて無駄な食品廃棄を減らし、生活困窮者へ余った食事を届ける試みを行っています。

最近では食品廃棄になるものだけを売るスーパーがベルリンにオープン。他のスーパーから回収された、まだまだ新鮮で半額程で売られる野菜や果物にメディアも多数訪れ、お客さんが殺到。フードシェアリングから生まれたフードアウトレットストアです。

https://sirplus.de

アメリカ ボストン市内にオープンした消費期限切れの食品を販売するスーパーマーケット「デイリーテーブル」

デイリーテーブル https://dailytable.org/

販売期限切れ食品を単なるボランティアではなく、ビジネスとして成立させればフードロス削減の可能性としては広がって行くかと思われます。

日本ではまだまだ大手スーパーや大手外食産業はフードロスに対してあまり積極的ではなく、廃棄食品で作られた堆肥等「リサイクル」が資源再利用の主流です。食品を廃棄すると生産に使われたエネルギーがすべて無駄になり、リサイクルするには再利用の加工にかかるエネルギーが必要で、新たな環境負荷が生じてしまいますので、形を変えずにそのまま食材を再利用する「リユース」がエコとしては理想であるかと思われます。

世界の人口は増え続けており、このまま食品廃棄が続けば、農業に打撃を与える悪循環が起こり、飢餓は途上国から先進国へと広がってしまいます。以前から専門家が警鐘していましたが、世界的な異常気象で輸出国は自国の食料確保のため、輸入に頼っている日本には食料が輸出されなくなってしまい、日本は深刻な食料不足に陥る可能性があります。

以下、以前の私のブログの記事です。

食品を廃棄するという現実

恵方巻き 10億円分廃棄!?

生活空間工房 クラフトワーク

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