ホームオーディオはスピーカーのエンクロージャー作成からバックロードホーンやレコードプレーヤーの製作、そして仕事上ではオーディオルームの設計までいろいろとやって来ましたが、カーオーディオは車の知識と経験がないとなかなか難しいものです。以前はユニットやスピーカーだけの交換程度の事はやっておりましたが、それ以上の事は手間が限りなく大変なのを知っておりましたので、なかなか手を付けられずにおりました。
センターユニットはオーディオマニアには名の通ったブランド、LAXMANで知れているアルプス電気の ALPINE CDA-117JI 最近の機種は音作りが良くないのでヤフオクで評判の良い古い機種を落札。フロントスピーカーは JBL 16cm 。サブウーファーはカロッツェリア。ともにNETで激安価格で購入できました。
車自体はスピーカーを埋め込んだ時に音が効率よく出る様に設計されているわけではなく安全性のための強度や軽量化優先のために犠牲になっています。スピーカーを取付るドア内装の下地金属部分のボディは穴だらけでスカスカです。それを密度の高いブチルゴムやアスファルト系の防振材で塞ぐのが、今回行ったデッドニングというものです。それに木製インナーバッフルに吸音材を入れて完成です。
主に聞くのはキースジャレットのジャズピアノでピアノの音の立ち上がりや明瞭感等にはこだわりましたが、デッドにング効果は大でお金をあまりかけずに納得の行った音作りが出来ました。