新海誠監督の「君の名は」というアニメ映画が話題になっていて行こうと思っていてもなかなか行けずにいましたら、なんとIMAXバージョンが特別上映になったようで、こだわりの映画は必ずIMAXで見ている私なので新海誠ワールドをIMAXで見ようと早速、家族でグランベリーモールの109シネマズへ行って来ました。
IMAXといえば、近場の109シネマズ、グランベリーモールです。最近ではエベレスト3D、レヴェナント：蘇えりし者、スタートレック3D、スターウオーズ3D等見ました。とにかく音声がクリアで3Dでも明るく鮮明な画面で大型スクリーンは臨場感を生み出します。
アニメといえばスタジオジブリの宮崎駿の作品はほとんど見ていますが、それ以外のアニメでは高畑勲、細田守ぐらいで、アニメ映画は久しぶりでした。
新海誠のアニメ映画は風景描写の緻密さと美しさ、単に写真の様なスパーリアリズムのリアリティーのある絵ではなく、光と影が強く描かれ、光と色の演出が美しく際立っていましたね。影にはこだわりがある様で以前に見た「言の葉の庭」や「秒速５センチメートル」でも背景色の色がキャラクターの影に反映されていて背景美術へのこだわりが感じられました。
ストーリは時系列がちょっと複雑でわかりづらいところもありましたが、意外なストーリーで、自然震災の被害の未来を変えることが出来たストーリーで楽しめました。
去年は「聲の形」「この世界の片隅に」「君の名は」とアニメ映画がヒットしましたが、「いじめ、障害」「戦争」「自然震災」と何かテーマの中に時代を反映した共通項がある様な気がします。テーマ自体が人間の持っている心の根本に刺さる構造なのでしょう。「この世界の片隅に」は戦争という重いテーマでの映画のこれほどのヒットはどうしてだろうと気になりますので、一度上映中に見に行って来ます。
