関東大震災はM7の余震が6回繰り返し発生

今までは大きな本震が来るとその後はそれよりも小さい余震が続いて終息すると思われていましたが、今回の熊本地震では余震と思われた地震の後に本震が来て被害を大きくし、内陸地震では大きな 揺れが繰り返し発生する可能性があることが明らかになりました。

それでは、それは特別な状況なのかと言いますと、そうではなく10万人が犠牲となった1923年の関東大震災の時もその様な「繰り返し地震」の記録がある様です。

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関東大震災のように海洋型と言っても震源域が内陸まで潜り込ん でいる場合には、その余震は内陸直下で発生する可能性が高く、市街地と震源が近いため に揺れが大きくなり、被害が拡大する可能性があることが分かりました。(小堀鐸二研究所)

東京での揺れは、9月1日午前11時58分の本震で震度6弱〜5強で、3分後の余震では、東京東部や埼玉県などで震度6強〜6弱、一部では震度7となり、本震より大きな地震であった様です。

そして、合計6回に及ぶM7クラスの余震もあったことが判明しています。どれも兵庫県南部地震の本震のM7.3に匹敵する地震の規模となります。

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首都圏直下型地震のあとには余震の揺り返しに注意が必要です。建物に耐震性があって安全と思っても繰り返しの余震で徐々にダメージを受けて倒壊の恐れも出ますのでとにかく建物から離れて避難する事が一番の安全かと思われます。私自身もこの状況を見て耐震設計への対応や地震の避難への考え方が変わりました。

 

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