是枝裕和監督が「万引き家族」で、第71回カンヌ国際映画祭で世界の映画の最高賞である パルム・ドール を受賞。日本人として快挙で素晴らしいことですね。その映画を見てきました〜
その映画に出演している安藤サクラが役者として大好きでこの映画を見に行くきっかけにもなっていたのですが、演じるというよりも役を憑依させるような演技力がとても素晴らしいです。この映画では尋問のシーンで安藤サクラが無言で涙をぬぐいながら泣くシーンがとにかく良かった。。
安藤サクラの出演作品の百円の恋、愛のむきだし、0.5ミリ、かぞくのくに、その他いろいろ見ましたが、「万引き家族」を見て、0.5ミリの山岸サワを思い出しちゃいましたw リリーフランキーや樹木希林、松岡 茉優、子役の演技も良かったです。
映画は脚本が決まっていてそれに基づいて、映画監督による演出で映画は作られるものかと思っていましたが、是枝裕和監督は形を決めて臨むというより、脚本もなく撮影に挑み、現場で撮影をしながら脚本を決めて行くというような手法で、役者からすればストーリが読めない現場だったらしいです。子役には台本は渡さず、現場でシュチュエーションだけを説明して、子ども自身の言葉で台詞を言ってもらうことにこだわっていました。そのように現場の雰囲気や濃密な空気を作り上げる手法でひとつの作品に仕上げるのは並大抵なことではないかと思います。
是枝裕和監督の作品の 誰も知らない、そして父になる、海街diary を見てみましたが、どれも一貫したテーマがあって。親子や兄弟をつないでいるのは血縁なのか、時間なのか、そして人のつながりの本質的なものは何かというものに、とことん取り組み続けているようです。
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