3Dプリンターと言えば拳銃が3Dプリンターで作られ殺傷能力があるという事でニュースで取り上げられていたのを見られていたと思いますが、技術的な進歩は目を見張るものがあります。最近では建築にも取り入れられて日本の企業も参入して来ています。
アメリカの南カリフォルニア大学では建物を施工するための3Dプリンターを開発中で、中国では建築用3Dプリンターが実用化され住宅が販売されたそうです。しかしまだまだ研究段階で将来的なものに期待したいですね。 ヤマダ電機でも家庭用3Dプリンターが販売された様です。ネット上でもコンパクトな家庭用安価版で5万円〜家庭用ハイスペックで20万〜企業用ですと50万円以上と言う感じです。ちなみにハイスペック、ローコストの家庭用3Dプリンター最新版ですとコレ。 アーモンド http://www.opencreators.jp 3Dプリンターで作ったものは強度に問題なくそのまま使えるかというと、 3Dプリンターと言うのは1枚1枚のレイヤーの積み重ねでの成型ですので、X軸×Y軸の平面ほど縦方向のZ軸方向は固くつながってなくて、薄板を重ねたもののような脆さがある様ですね。 3DCGも昔はレンダリング(コンピューターの計算)にハイスペックマシンで数日かかっていた事がありました。今やリアルな3DCGも当たり前の様に映画等で使われています。3Dプリンターも大きく複雑なものは数日かかる様ですが、そのうち当たり前の様に日常にとけ込んでいるかも知れません。 建築模型はいままではスチレンボードをカッターで切って貼り合わせていましたが、いまや建築模型も3Dプリンターの時代です。 住宅模型出力サービス http://www.cstnet.co.jp/archi/products/model/index.html 最新のフルカラー3DプリンタのCMです。医療用から精密機器や精密な建築模型も3Dプリンタで可能です。
アメリカの南カリフォルニア大学では建物を施工するための3Dプリンターを開発中。ノズルでコンクリート材料を積み上げていって中空の壁を作る実験には成功している様です。施工手順や3D建設機イメージ等も具体的に研究を進めているとのこと。 建築やっている者として思うのは、コンクリート強度を出すためにかかる時間以上、3Dプリンターを早く進める事は出来ない様に思えますが。。 最初に出て来る3Dプリンターで作られた家は中国で作られ実際に販売されたものらしいです。良く見ていただければわかりますが、仕上がりは中国だからこそ可能なものかと思われます(笑) この3Dプリンターの機械は上海近郊のハイテク工業団地内の工場に備え付けられており、 クレーンの大きな3Dプリンターのノズルからコンクリート状の材料を吹き出しながら壁を造って行くのですが、出来上がりの壁面はデコボコでかなりアバウトな感じですね。本来壁のプレハブ部材は型枠で作られるのですが、型枠を使わないでプレハブ部材を作るための3Dプリンターと言った感じですか。。 あとで調べてわかりましたが、南カリフォルニア大学で開発中の巨大3Dプリンター、「コンター・クラフティング(Contour Crafting)」上の動画参照。によく似ているなと思い検索してみるとやはりコピー品でした。米国側は中国でこの特許も取っているので訴訟も辞さないという姿勢の様ですね(笑)